皆さんこんにちは、あゆむです!
今回は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を紹介します。
2017年の本屋大賞受賞作で、松岡茉優さん主演で映画化もされているため、非常に有名な作品です!
3行あらすじ
世界的なピアノコンクール、出場するのは個性豊かな4人のピアニスト。
かつて天才と呼ばれた女性、技術と実績が完璧な優等生、楽器店に勤めるサラリーマン、謎の経歴を持つ自然児。
彼らは互いの価値観をぶつけ合いながら、ピアノと向き合い、熾烈な戦いを繰り広げる。
こんな方におすすめ

- 努力して成長していく物語が好きな方
- 音楽が好きな方
- 長編を読み終えるのに達成感を感じる方
本作品の1番の特徴はその音の描写にあります。
本作でよく聞く感想は「音が聞こえてくるよう」というもの。
音を風景や感情で描写しているため、自然と頭に浮かんでくるのです。
活字を追っていくだけで音が聞こえる感覚になる小説は、私も初めてでした!
また、本作は4人のピアニストの成長物語でもあります。
育った背景や価値観の違う4人がそれぞれの課題と向き合いながら成長していく姿に惹き込まれます。
それぞれが奏でる音の違いも感じていただきたいポイントです!
そして、本書を手に取って思うのはその分厚さです!
文庫版では上巻が約450ページ、下巻が約500ページという大長編!
読み終わった時の達成感もひとしおでしょう。
この作品が好きな人に『蜜蜂と遠雷』はおすすめ
『羊と鋼の森』 宮下奈都
私が一番『蜜蜂と遠雷』との親和性が高いと感じたのが『羊と鋼の森』です。
ピアノ調律師の主人公がさまざまな出会いを通して、成長していく物語で、努力・成長という点が『蜜蜂と遠雷』に似ています。
人が成長していく物語が好きな方にはぴったりです!
『白鳥とコウモリ』 東野圭吾
こちらは長編という共通点があり、また、複数視点での物語という共通点もあります。
ミステリーでありながら、登場人物の内面を細かく描いており、そういった描写が好きな方には『蜜蜂と遠雷』もおすすめできます。
『白鳥とコウモリ』については以下の記事で紹介しています!
感想・学び

私が本作を読んで、一番に感じたことは「才能とは好きになる能力だ」ということです。
『蜜蜂と遠雷』には、前述の通り、個性豊かな4人のピアニストが出てきます。
かつて天才と呼ばれたが、スランプに陥り、葛藤を抱える栄伝亜夜。
サラリーマンでありながらピアノを続けてきた努力家・高島明石。
才能と実績を備えた完璧人間・マサル。
自由な演奏で周囲を驚かせる新星・風間塵。
これまでの背景も価値観も全く違う4人に共通していること、それはピアノを好きでいることです。
もちろんその過程では栄伝亜夜のように、スランプに陥り、逃げ出したくなることもあったでしょう。
しかし、それが好きで続けられる能力、それこそが才能ではないかと思うのです。
まとめ
今回は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を紹介しました!
文庫版で上下巻合わせて1,000ページ近い長編、ぜひチャレンジしてみてください!



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