【あらすじ・感想】東野圭吾『卒業』はこんな人におすすめ!

書評

加賀恭一郎シリーズの記念すべき第1作!

皆さんこんにちは、あゆむです!

今回は東野圭吾さんの『卒業』を紹介します!

初版の発行は1986年で、大人気の「加賀恭一郎シリーズ」の第1作という記念碑的作品です。

本作では、加賀恭一郎の大学卒業間近に起こった事件を描いています。

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あらすじ

T大学4年の加賀恭一郎は卒業を控えていた。

剣道の全国大会を間近に控えたある日、大学の同級生が自室でなくなるという事件が起こる。

自殺か、他殺か、友人グループの人間関係が複雑に絡み合い、謎が謎を呼ぶ難事件へと発展する。

彼は真相にたどり着くことができるのか。

こんな人におすすめ

本格的なミステリーを読みたい方

本作品は登場人物のほとんどが大学生である「青春ミステリー」です。

しかし、その中身は複雑な伏線が絡み合う本格的な推理小説になっています。

ミステリーを読み慣れている方にも自信を持っておすすめできる作品です!

東野圭吾作品の中でも「重過ぎない」作品を読みたい方

東野圭吾さんの作品ではありますが、『白夜行』や『幻夜』といった作品ほどの重厚さやテーマの重さがなく読みやすいため、東野圭吾作品を初めて読む方にもおすすめです

人間関係の機微を感じる作品を読みたい方

ミステリーでありながら、登場人物の巧みな心情描写を感じられる作品です。

大学最後の剣道の大会にかける者、研究に打ち込む者、就職を控え最後の大学生活を味わう者。

それぞれの事情と心情が絡みあい、物語は進んでいきます。

『卒業』に似ている作品

『眠りの森』 東野圭吾

加賀恭一郎シリーズの2作目、『眠りの森』はミステリーとしての雰囲気が近い作品です。

各登場人物の内面が細かく描かれ、それが推理にも関わってくる点が似ています。

ぜひ、『卒業』と連続で読んでみてください!

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『何者』 朝井リョウ

大学生を登場人物とした作品としての共通点がある朝井リョウさんの『何者』。

就活戦線を描いた作品ですが、社会に出る前のソワソワ感など『卒業』でも描かれた内面の描写がこちらでも登場しています。

大学生を経験した方にはどこか胸にツンとくるものがあるかもしれません。

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【感想】著者の多分野への造詣の深さに感嘆!

私が本作を読んで、一番に感じたのは、作家としての東野圭吾の知識の豊富さです

本作の重要な鍵となる要素である、剣道と茶道。

剣道は著者が中学時代に経験されているとのことですが、試合の描写が細かく手に汗を握ります。

青春を賭ける試合に臨む気迫がこちらにも伝わってきます。

そして、副題にもなっている「雪月花」。

こちらは、茶会の方式の一つですが、素人にはさっぱりです。

これらを知識として蓄え、トリックとして利用する著者の造詣の深さに感動を覚えました。

まとめ

今回は東野圭吾さんの『卒業』を紹介しました!

大人気シリーズ第1作の本格ミステリー、ぜひ読んでみてください!

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